転載: richardkoshimizu’s blog
煙草嫌いの人が煙草の話になるといささかヒステリックになるのは....わからないでもないです。 作成日時 : 2013/09/27 09:08
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201309/article_134.html
煙草嫌いの人が煙草の話になるといささかヒステリックになるのは....わからないでもないです。
タバコを吸ったり止めたりしている私RKですが、その私でも「喫煙室のにおい」には辟易しています。新幹線の喫煙車には席を取りません。(もうあんまり走っていないけれど。)あの「たばこの味と無関係のヘンなにおい」が嫌いなのです。
なんの臭い?添加物の燃焼したあと残る臭いであると思います。これがたまらなく悪臭なんです。敏感な非喫煙者は、本能的に添加物のにおいを忌避しているのであると思います。
そう考えると「あいつら、たばこばかりを目の敵にしやがって...」と一方的に言うのも大人げないかと。
で、煙草は「百害あって一利なし」かどうかというと一利ぐらいはあると思います。
ニコチンとセロトニンの補完関係について、なぜか、世の中で議論があまりなされないのか?もっと、追求されてもいいのに。
神経伝達物質とニコチンの関係
http://blogs.yahoo.co.jp/kulojp/6467688.html
脳内には神経伝達物質と呼ばれるホルモンがある。
その中で有名なのが、
快感物質と呼ばれるドーパミン(喜び・快楽などを司る)
不快物質と呼ばれるノルアドレナリン(恐れ・驚きなどを司る)
そのコントロール作用を持つセロトニン
の3つです。
つまりセロトニンは癒されたり落ち着いたりする時に使われる重要な脳内ホルモンです。
さて、ここでニコチンの登場です。
タバコを吸うことでニコチンが急激に脳内に入ります。その時間はなんと8秒で到達すると言われています。
このニコチン、脳内でどんな働きをするのかというと、上記のドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンの替わりに脳内で作用します。
特にセロトニンの替わりに働く事により、タバコを吸うと、
「ふ~、落ち着く・・・」
という状態になります。(喫煙経験のある人には、これがどんな状態か体感していますよね?)
喫煙者は何かある度に、ニコチンを脳内に大量に供給します。
それを繰り返す事によって、元々存在しているセロトニンなどの脳内ホルモンが、
「なんだ、俺たちもう必要ないじゃん!休もう休もう」
と、分泌をするのが下手になってしまいます。
ここで禁煙したとします。
脳内にニコチンは入ってきませんが、非喫煙者に比べて脳内ホルモンを出す力が格段に弱くなっています。
つまり、脳内では脳内神経物質の不足によるパニックが生じます。その結果、
「眠気、だるさ、厭世観。不安。やる気のなさ」
などの症状がでます。
これが禁煙欝の正体と思われます。
うつ病の人にはセロトニンが欠乏していると言われます。
「うつ病の人の脳の中では、神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンが非常に少なくなっているために、意欲や気分をつかさどる脳の機能が低下し、抑うつ症状が起こっています。」
http://www.astellas.com/jp/health/healthcare/depression/basicinformation07.html
アルツハイマー病でも、ノルアドレナリン、セロトニンの欠乏が見られます。
だから、脳の病気の人が煙草を吸うとニコチンが神経伝達物質の代わりに働いて脳が活性化されることがあると思われる。老人病院で喫煙を全面禁止したら、ヘビースモーカーのおばあちゃんが呆けちゃった....なんてことが起きるのです。
だから、たばこも一利くらいあるということです。うつで自殺しそうになる前に一服してみたら....
ただし、たばこを吸い続けるとセロトニンが出なくなるので、たばこをやめたときに副作用が強く出てパニックになることがあるようです。
RKは一応頭脳労働者の端くれの末端の候補の見習い試用期間中ですので、セロトニン分泌状況によってはタバコを吸いたくなる時期があると理解しています。時には頭脳をフル回転(毎分3600回転程度。ブルンブルン)で酷使しなくてはならない場面もあるので、ニコチンが助けになっているときもあると。
ということで、周りになるべく迷惑かけないように、無添加煙草にかえます。
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