「介護殺人」研究その1(皆さんのご知見やご意見を加味して、完成させていきます。)

80代の痴呆老人を抱えた息子や夫。24時間、介護に従事する。仕事など行けない。介護に疲れ、「終わらせたい」と思う。親や妻を絞殺す。殺人事件の55%が親族間で行われるのだ。

介護保険は、正直、使い勝手が悪すぎる。必要とするサービスは受けられず、不要なサービスばかりが提供される。結局、介護保険で介護従事者の負担は減らない。ただし、デイーサービスなどで本人がいない間は、介護従事者は解放される。「ああ、ずっといなくなればいいのに。」

民間の介護施設に入所するにはカネがかかる。入居費はかかるし、月額10数万以上の利用料がかかる。資金に余裕がある家では、介護から逃れようと老人をホームに入れてしまう。だが、カネがかかる。

裏社会は、この介護地獄のなかに、商機を見出す。親や家族を最後まで自分で看取ると決心した者ばかりではない。介護の負担から逃れ、あわよくば「さらに、いい思いをしたい」と願う不心得者もいる。

比較的金持ちの入居者の多い○○方面の介護施設。裏社会は、組織構成員を送り込む。任務は、まずは、入居者の資産状況、家族関係などの調査である。「金に換える」入居者の「掘り出し」をする。

入居者の親族の中には、一日も早く、老親に死んでもらいたいと思っているのもいる。施設の入居費、利用料がかさむ。兄弟のうち長男に当たる自分だけが全額負担しているのに不満がある。早く死んでもらえる方法はないか?

親父は、会社の創業者で、いまだ、会長職にある。死んでくれると、自分が昇格して社長になる。会社の金を自由に使えるようになる。銀座のホステスあゆみに、店を持たせてやりたい。

親父名義の土地がある。これを売り払えば、一生、あそんでくらせる。だが、 親父は頭はボケているが身体強健で当分は死にそうにない。100歳まで生きられたら、息子のこっちの方が先に逝ってしまう。

裏社会は、こんな入居者が暮らす介護施設に送り込まれる。「介護殺人」の顧客をリクルートするためだ。介護者やそれに付き添う家族から家庭の事情を聴きだす。まずは、金持ちでないと話にならない。「会社会長」や「資産家」が喜ばれる。高額の生命保険を掛けるには、被保険者の収入や資産が高いことが必須となる。単純に嫁さんを殺そうとして専業主婦に生命保険を掛けても最大で3000万程度しか保険は掛けられない。また、企業経営者は、「経営者保険」を使って高額の保険に入ることができる。

近年、生命保険業界の事情は苦しい。保険加入者が頭打ちで市場の拡大が望めない。そこで、高齢者の加盟を可能にするケースが増えている。80歳まで加入年齢が引き上げられている。生命保険料が下げられている。そこまで、業界は冷え切っているのだ。

こうなると、介護施設の入居者でも十分、保険に入ることができる。裏社会のリクルーターは、「この爺さんなら、息子と談合して、2億に換金できるな。」と判断したら、息子にはなしをもちかける。爺さん会長に総額2億円の保険金を掛ける。息子には7000万円を配当すると約束する。保険を掛けてから、2年たち、死亡時の保険金満額が支払われるタイミングとなったら、爺さん会長を薬物を使って、昏倒させる。ここまでを介護施設の組織構成員に担当させる。

爺さんは、あらかじめ、話を通したる病院の特定の医師のもとに送り込まれる。医師は、爺さんを3-4日生かし、「急死」扱いではなくなってから息子を病院に呼ぶ。そして、最後のお注射を息子の手でうたせる。爺さんは、薬物で死んで行く。医師は、自然死の死体検案書を書く。息子は、犯行に加わったことで、決して裏切らなくなる。(息子が実行行為を嫌がった場合、入手できる資産や保険金が多いならば、交渉して、息子を実行行為から外す。その分、組織側の取り分を増やす。)警察は予定通り、自然死扱いの検視を行なう。保険会社は、不審な点があるとは言えないので、3週間後に保険金を支払う。

介護施設の工作員、病院の医師、警察官(監察医含む。)、保険外交員、息子、司令部メンバーが、保険金を山分けする….!(^^)! (続く)